静かに積み重ねた挑戦が、教育という形になった
〜若手に学びの場を届ける、神奈川地区エリアマネジャー N.Mさん 2017年入社〜

柔らかな声と表情に、落ち着いた佇まい。
大げさな表現は使わず、淡々と役割を果たす姿が印象的だ。
神奈川地区のエリアマネジャーのN.Mさん。
前職は美容師だった。
髪型やアクセサリー、服のシルエットまで“オシャレそのもの”が好きで飛び込んだアパレルの世界。
そこで出会った人や環境の心地よさが、今のキャリアを続ける大きな理由になっている。
そして今は、若手を育てる教育の場を任されている。
一見つながりがないようで、その根っこには「人に関わることが好き」という共通点があった。
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制度がなかった時代を知っているからこそ
タカハシには、毎月「Eミーティング」という教育の場がある。
店長見習いや新人店長が集まり、アパレルの基礎や「会社の目指す姿」を学ぶ。
この場で教壇に立つN.Mさんは、自身の経験を原動力にしている。
神奈川地区エリアマネジャー N.Mさん
自分が入社したころは教育制度が整っていなくて、大変でした。だからこそ“後輩には学びやすい環境をつくってあげたい”と思ったんです。
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穏やかな挑戦が、自分を変えていく
本業のエリアマネージャーとして9店舗を担当しながら、教育の時間をつくる。
決して派手ではないが、重ねるほどに彼自身の仕事の仕方も変わっていった。
神奈川地区エリアマネジャー N.Mさん
相手にどうすれば伝わるか、自然と考えるようになりました。教育のおかげで、エリアマネジャーの仕事にも活きていると感じます。
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また、人に教えるために本を手に取るようになり、学びへの姿勢も変化した。
神奈川地区エリアマネジャー N.Mさん
社会人になるまで漫画ばかり読んでいたんですけど(笑)、今は本から学ぶのも楽しみになりました。淡々とですけど、自分も挑戦を楽しめていると思います。
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若手に伝えたいのは「挑戦する姿勢」
教育で大切にしているのは、知識を渡すことだけではない。
神奈川地区エリアマネジャー N.Mさん
一言でいえば“チャレンジできる人”になってほしいです。学んだことを基に新しい視点を持って、少しずつでも挑戦していってほしい。タカハシはそれを肯定してくれる場所ですから。
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「挑戦を肯定する文化」。
それはN.Mさん自身が実感してきたことでもある。
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父として、育てる人として
家庭では二人のお子さんの父親でもある。
その言葉もまた、教育者としての姿勢と重なる。
神奈川地区エリアマネジャー N.Mさん
子どもには、自分の“やりたいこと”を見つけて全力で取り組んでほしいです。なんでも70点より、ひとつを200点で極める人の方が社会に貢献できると感じます。
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静かな挑戦が、未来をつくる
美容師からアパレルへ、そして教育の現場へ。
異なるフィールドを歩んできた経験は、すべて「人と関わり、人を育てる」ことに結びついている。
静かに続ける挑戦が、次の世代を育て、未来を形づくっていく。
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記者:渡邉
